カテゴリ
全体 ファターズ・カッコいいフォト ファイターズほのぼの写真 野球コラム 新庄選手 ダルビッシュ Fsイケメン限定・選手名鑑 ファイターズ・お笑い写真 B☆B・フォト さねまつ・フォト ファンの在り方 応援について 小説 美緒太郎 映画評論 ベトナム旅行 未分類 フォロー中のブログ
サイト・リンク
私のもうひとつのハムブログ
Fs観戦記&球場案内 コメントや感想はこちらのBBSに! ◆◆◆ YOUさんのFsブログ ファイターズを応援してみませんか? You show~ AKIKOさんのサイト。岩本勉選手の公式公認サイト。 全球入魂 ◆◆ ◆◆ 1クリックお願いします。 ![]() ◇◇ お気に入りブログ カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記 ...... ヤキューウェブ ・・・・・・・ 今日の新庄くん ・・・・・・・ 【非公式】世界日本ハムの間抜けblog@非公式 ・・・・・・・ Fighters@Yah! Yah! Yah! ・・・・・・・ 蜜柑に向かって打て ・・・・・・・ シャカリキ←F+Room ・・・・・・・・ ストレートしか欲しくない ・・・・・・・・・・ blog憂鬱天国 以前の記事
2011年 08月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2001年 04月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() クチトンネルのガイドさんです。 簡素な武器で大国アメリカと戦っていたんですよ・・。 これが、ジャングルの中で仕掛けられていたんですね・・。 ベトコンは地下に長いトンネルを作り、そこに潜んで生活をしていました。 食事はもちろん、怪我人の医療行為も、ミシン仕事も、戦争の作戦会議も・・。 その地下トンネルは、オナゴの私でさえ、頭をガツンガツンと打ちながら、這いずりまわるように前進せねばならんほど狭い・・です。 脇にそれると落とし穴に落ちますしね・・(グサッと槍が刺さる・・) モグラの気持ちがよく分かる・・長いトンネルでした。 有名な言葉があります。 ベトコンはどこにも見えないが、どこにでもいる・・。 10年前、初めてここを訪れた時のガイドさんは、もっとオジさんで・・。こんなイケメンではありませんでした・・。すごく痩せていて・・。どこか疲れたようなくすんだ何かが漂っていました。 私たち観光客にはとても優しいし、いい人だったけど・・・。 ああ、このオジさんは何人もの人を殺したことがあるのかな・・って、ちょっと、そういう何かを感じさせる目つき・・(いろんな凄惨なものを見たって感じの・・影がある眼だった)だった。 でも、今は、さわやかぁ~な、NHKの体操のお兄さんのようなガイドさんです・・。 本当に観光地としての要素が強くなってきたってことなのかな・・。 ![]() ベトコンは、戦争中、アメリカ兵の残した車のタイヤでゴム草履を作っていたんですが、それを再現しています。 ガイドさんが言いました・・。 今は、ヨコハマタイヤで作ってます・・。 日本人向けに、冗談で言ってるんですけどね・・。 ◆◆ 映画とベトナム ベトナムに興味を持ったきっかけは、多分、映画だ・・。 頻繁に、アメリカ人の会話の中から、“ベトナムでやられた時の傷さ・・”とか、“中尉は、ベトナムでの英雄・・”などというような言葉が出てくる。 そして、ベトナム戦争を描いた映画がとても多い・・。 一番印象に残っているのが、“プラトーン”だった・・。他には“ハンバーガーヒル”とか、“グットモーニングベトナム”とか“フルメタルジャケット”がありますが・・。 いちばん映画として有名で、見た後、心地良く酔えるのは、“プラトーン”です。でも、いちばんセンチなのも、これ・・。戦争の哀しみとか悲惨さを描いてるように見えて、実は、これが一番少女漫画チックな米兵の感傷が入っているなぁと・・。最近感じるようになりました。 そんなふうに思うのは、ベトナム側から見たベトナム戦争というのを見てからですけどね・・。 ベトナム戦争に関しては、恥ずかしいことに、まったくどういう闘いなのか理解してませんでした。ベトコンと呼ばれる北の解放戦線と、南のサイゴン政権との闘いなんですね。 でも、この南側の政府というのが汚職や不正にまみれた政権で・・(笑) アメリカからの援助など受けても、それが貧しい農民まで行き渡ることなどなく、農民は貧しくなる一方・・。 サイゴンの政府は、アメリカの利権をむさぼることに夢中・・。理想もなく、国民を統率する能力もない・・。 仏教徒が貧しい農民を援助しようと物資を配ろうとしても、南側の政府はそれを阻止します。 仏教徒の勢力が拡大するのを恐れて・・。 このままでは、農民は飢え死にするか・・。ベトコンになって闘うかしかなくなってくる。 農民は、戦争が長引く中、ベトコンの方の同調者となっていく・・。農民とベトコンの区別は誰にもつきません・・。だから無差別に殺します。その結果、生き残った農民はベトコンに傾倒していきます・・。 ベトコンで、共産主義者の人は案外少なかったようです。 共産主義・・というよりも、単に、闘って南北を統一するという理想を叶えたかった人が多かったんではないかと思います。 ただし、サイゴン(南)の一般市民などは、それほど真剣に、この戦争に関して考えてなかった・・。戦争中でも、酒場や商店は活気づいていて歓楽街では人々が笑いさざめき、市場のおばさん達も元気に商売に励んでいた。 普通に暮らせていたのだ・・。(まぁ、たまに爆弾は落ちますが・・。ベトコンが地面の中を這いずりまわっていたり、農民が空爆に逃げ惑うのに比べると呑気なものだった・・) 結局のところ・・ この戦争で苦しんだのは、最も貧しい人達だったのです・・。 トムクルーズの映画、“7月4日に生まれて”の中で、車椅子に乗ったトムが、必死になって訴えてましたよね・・。 彼は、ベトナム戦争で下半身の自由を失った軍人の役です。 その彼が、戦争反対のデモをして訴えるのです。 僕はアメリカを愛している。アメリカ国民を愛している。でも政府は間違っていると・・。 彼等は、自由と独立のために闘う農兵なんだ・・。それを僕らは殺している・・。 こんな戦争はバカげている・・。 この戦争に本当の意味での正義などないということに、帰還兵たちは気付いたのです・・。ものすごく虚しいことをしていることに気付いたのです・・。 アメリカは枯葉剤を空から撒いて、ジャングルを枯れさせて、ベトコンをあぶりだそうとしましたが・・。そんなことをしても無駄でした・・。 でも、他に打つ手がなくて、そうしたんだなぁ・・という感じ。 まぁ、共産主義がいいのか悪いのか・・というのは、アメリカがおせっかいを焼く問題ではないと思いますね。 ベトナム国内の問題なんですから・・。 この戦争の背後には、アメリカの大統領選挙に関するエトセトラが絡んでいたような気もします。 映画の中のベトコンは、人としての表情を見せませんが・・。 でも、実際にベトコンだった人の話を聞くと、“普通の人なんだな・・”と感じます。 あなたや私と何も変わらない・・。日々の暮らしを慎ましく愛している人間なんですよね・・。 でも、アメリカ側から描いた映画の多くは、“ベトコン”を人扱いしてないなぁ・・と思った。 というか、戦争の中で、相手を人扱いしてたら殺せない・・。 それに、ベトコンが多くのアメリカ人を殺したのも事実です。容赦なく、休む間もなく執拗にアメリカ兵に迫っていって殺し続けたのは事実です・・。互いに恐怖と嫌悪が増幅して腫れ上がり、もう、激しく憎むしかないでしょう。 アメリカ兵も戦争の被害者なのだと思います。 祖国アメリカのために(なると信じて・・)闘っているのに・・。祖国にいる人達はアメリカの兵士のことなど考えることもなく、呑気に日々を暮らしているのです。ジャングルの中でのたうちまわって死んでいく彼等のことなど・・。本当に理解する人などあまりいなかったのではないかと思います・・。 この戦争が何なのか・・。おまえらはまるで分かってない! 帰還兵たちが反戦デモをして、戦争を辞めさせようとするのは、当たり前のことだと思います。 それらのことをふまえて、“7月4日に生まれて”という映画を見ると、主人公の男の怒りや憤りや台詞の意味がよりいっそうリアルに分かって良いと思います。でも、この映画は、あまり好きじゃないけど・・(笑) 私は、反戦映画としては、“グットモーニンクベトナム”がいちばん好き・・。切り口が、わりとベトナムの人達の日常に寄り添ってて、戦争のやるせなさのポイントも相手の生活に根ざしている感じがいいです。 でも、やっぱり、ベトナム人が作った映画の方が、真実に近いなぁ・・と感じます。 あからさまに、戦闘シーンを描いたり、アメリカを非難したりするようなこともなく、淡々と・・。戦争の傷跡を何気に描く慎み深さの方が、胸にジーンときました・・。 ただ、映画で戦争の虚しさや恐さを訴えるというのは、難しいことだなぁと思いますよ・・。 戦争犯罪館で、生々しい戦争の写真を見ていた時のことです。 奇形児の写真や拷問されている人の写真が展示されているのを、カメラで撮っていると、連れの人がとても不快そうに言いました。 “よく平気で、そんな写真を撮れるわね・・。やめなさいよ” でもね、そんなことを言った人が、サイゴン教会の入り口で物乞いをしている男の人には見向きもしませんでした・・。身体がねじまがっていて、1人で歩行も困難なように見えました。枯葉剤の影響だと思いました。 私は小銭を投げるようにして渡して立ち去りました。恐かったんです・・。それに、もし仮にちょっとした額を渡しても、隣にいたババァが横取りしそうな気もして・・。 でも、その時に思いましたよ・・。 好奇の目で見るよりも残酷なんじゃないのかなぁ・・。チラッと見た後、その存在などなかったことにしてしまう方が・・。関わらないように視界から消す方がヒドイと思った・・。まぁ、恐がる私も同類ですけど・・。 現実として、自然に対面することは難しいことだと感じました・・。。 私、ずっと以前に、ホーチミンの道端で見た光景を覚えてます・・。 腰から下が切断されている人が、ゴマのついた粗末な板切れに身体を乗せて、バイクや車でごちゃ混ぜになった道路を横断していました。腕で、漕ぐようにして、川を渡るように、器用に渡っていました・・。 その自然な感じが私の心に残りました・・。 別に、腰から下がちょん切れていたって、彼は、ひとりで立派に、あの混沌として熱気に蒸せた街の雑踏の中で堂々と進んでいけるのです・・。その悠然とした感じが私には新鮮でした。 バイクで行き交う人も、別に、その奇異な光景に何の驚きもなく、淡々と、事故らないように彼をよけて通り過ぎていく・・。別に、脚なんてなくても彼は“お気の毒な異物”じゃないのだ・・。 街の喧騒の中で風景の一部となって存在している・・。 傷付いた人も泣き言を言うことなく、当たり前に生きている。いや、そんな感傷などなかったことにして前に前に進んでいく・・。すごいパワーだと思った。街に溢れる生命力に私は心惹かれたのです。へーぜんと、高い値段をふっかけて物を売りつけて騙されたことも何回もありますし・・。タクシーの運ちゃんはわざと遠回りをしたり、メーターを細工したりしてますけど・・(笑) そのしたたかさが、私には、生きるタフさにも見えたりしました。 リアルに逞しい。それってスゴイな・・。 まったく油断できないし・・。何が起こるか分からない・・。私はその中にいるとなぜか安心するのです・・。 ベトナムが好きな理由は、こういうところだったりします・・。 ちなみに、“プラトーン”はフィリピンで撮影して、“グットモーニングベトナム”は、タイのプーケット島で撮影したそうです・・。だから、自然の背景や質感がやっぱり、ベトナムとは違います・・。 やっぱり、ありのままの風景を見た方が、真実が分かっていいなぁと思いますね・・。 昔、こんなふうに普通に生きている人達が、戦争で殺された・・。 ![]() ![]() ごく普通の・・慎ましい人達が、いちばんヒドイ目にあった・・。 それが、この戦争の悲しい真実なのではないかと思います・・。 ![]() ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-30 20:01
| ベトナム旅行
マニアの皆さんは、知ってると思いますが・・。 アストロ球団が、テレビドラマ化されるそうです・・。恐ろしいよう。 こちらの素敵なサイト様にて、名(迷)台詞の数々や・・キャラクター名鑑などをご覧いただいただけで、皆様の足元に、分厚い熱風が擬音と共に噴いてきそうなほど熱い世界です。 隅々までご覧あれ・・。 しかし、どうやって、あれを茶の間に実写で届けるのか・・。 指輪物語と少林サッカーチームが合同で作ったとしても・・面白さを再現するのは難しいのではなかろうか・・と思いました。 映像の問題ではなく・・。 言葉の壁が・・。放送禁止用語を熱く何の欺瞞もなく、熱くイノセント(バカとも言う・・)に口走ることが出来なければ、意味ないじゃーん・・という気がするんですが・・。 めく・・ら・・とか、か・・たわ・・とか。 (書き文字はいいのかね・・?) 昔は、こういう言葉も日常茶飯事のおおらかさ・・(?) 漫画だからこそ描ける世界という気もするんですけどね・・。 ちなみに、打法のネーミングも小粋(?) アンドロメダ大星雲打法 スケールでっかいですね・・。 巨人の星の花形満は、殺人ノックアウト打法を披露していた記憶がありますよ。 ハムのSHINJO選手は、右キンタマor右睾丸打法・・を持ってますけどね・・。 アニメ。 テレビ朝日。 現役プロ野球。 果たして、どの打法が最も記憶に残り、カッコいいのか、比べてみるのも良いでしょう・・。 ところで、野球漫画ですが・・。 私は、川原泉さんの【メイプル戦記】がとても好きです。 簡単に説明すると、女子ばかりのプロ野球チームが札幌を本拠地に闘う話です。 ちなみに、オカマの瑠璃子(本名:神尾聡史23歳)も、心は乙女なので、オナゴチームにいます・・(笑) 監督さんも若い女性です。 オーナーは、スイート製菓の社長のおばぁちゃん。野球と宝塚をこよなく愛する働き者で元気なオーナー・・。ほのぼのとした温かみでいっぱい・・。 このチームの特徴は、みんな仲良しというところかな・・。 この漫画には実在の選手をモデルにした選手がたくさん出てくるんですけどね・・。 元、阪神の亀山さんや八木さん、新庄さんも出てますよ・・。 その中の台詞でこういうのがありました。 “女はあきらめが悪いから” と、八木さん(もどき)と、新庄選手(らしき人)が談笑していると・・。 “そうじゃないだろ。男の方があきらめるのが早すぎるんだと俺は思う”と、亀山さん(にしか見えない人)が、真面目な顔で言うのです。 ああ、これは・・。 確かに一理あるかもしれないなぁ・・と思った。 肉体的に女の方がしぶといところはあるなぁと・・(笑) 妊娠出産に適した精神構造というか・・。 混沌とした苦痛と屈辱が長期続いても、わりとへっちゃら・・な側面はあるかもしんないなぁと思いましたね・・。 女の方がエライという意味ではなく、女の方がどしぶとい・・というか、美学とかプライドなど捨てて、あっけらかーんと限界を受け入れる図太さは・・オナゴの生物的な特徴かもしれないなぁと思いました。 男の人は、仙一みたいに、負けた後、吼えて、扇風機を殴って壊す監督が好きなんだろうなぁと思うことはあります・・。それを観たら、どっかスッキリする人っているんだろうなぁ・・。 どっかで放出しとかないとモヤモヤするんだろうなぁと・・(笑) メイプルスは、負けても吼えない。壊さない、苛立たない。 勇気と忍耐力とお気楽なチームカラーで、ゼェゼェ言いながらも笑ってる。 むろん、世の中、こんな女性ばかりじゃありませんが・・。しかし、世の中のオカンやオカン予備軍のオナゴは、確かに、こういう逞しさとあっけらかんとした明るさは持ってるよなぁ・・と思いますね・・。 まぁ、漫画なので・・理想の世界とも言えますが・・。 それでも、こういうチームも、有り得るなぁ・・というか、あったら素敵だなぁと思います。 映画ですが、“ブリティリーグ”の、アメリカでの女性のプロ野球チームも、メイプルスとチームの雰囲気と在り方が似ています。 現実の垢や埃の中に、生活に根ざしたロマンがあるのです・・。 映画や漫画でも、男のロマンと女の理想とでは、ずいぶん違いますね・・。 フィールドオブト゜リームとかは・・。キザというか・・なんか、カッコ付けちゃってますからね・・。男の美学と理想を堪能したい世界なんだなぁと・・。そんな感じの気取り満載。妄想と理想は紙一重なんだなぁと・・いう感じのケビンコスナーの演技がうっとぉしい・・(私はね・・ああいうの、めんどくさくってイヤだなぁ・・) プリティリーグは、もっと荒々しく、現実的でがむしゃらで、陽気にのほほん・・。 マドンナが、“ここ一発のメイ”の役で、はすっぱに、タフに、野球やってる姿なんて・・ほんと、自然で良かったですよ。 ガツガツしていて好感が持てました。 “あたいの胸がポロッと見えたら、客が来るかな・・”とか、マドンナが言うと、“やりまくりのイメージのあんたの胸じゃダメだよ”と、すかさず言う・・。 そういう会話も良かったなぁ・・。 で、メイプルスの漫画が好きな方がおっしゃってましたが・・。 名古屋で、観客に思いっきり野次られて、ういろうを投げ込まれるシーン・・。あれは良かったです。 メイプルスの選手は、ういろうを拾い食いをして、あまり、野次られたことも気にしてませんでした・・。 しかし、まぁ、投げられたのが、名物のういろうですからね・・。もったいないから食べなきゃ損ですよね・・(と、女性なら誰もが納得のシーンとも言えますね・・。そういうところも痛快・・) ささやかな現実のリアリティを踏まえつつ、こんな世界はあったらいいなぁというロマンを感じさせる漫画・・。それがメイプル戦記の良さかもしれませんね・・。 しかし、アストロ球団のように、アンドロメダ星雲の彼方まで付き抜けそうな勢いの漫画も、男の子(かつて男の子だった人)のロマンというか・・遊び心に沿っているんだろうなぁという気はします。いや、しかし・・。どうやってドラマにするんだろう? メイプル戦記なら、仲間由紀恵さんを主役に、かわい子ちゃんを揃えてテレビドラマ化しても大丈夫そうな気がするんですけどね・・。 なお、メイプル戦記で私が好きな台詞は・・。これです。 これが、あなたの球団ですよ。オーナー・・。 この台詞の中には、いろんなものがギュッと詰まってるなぁと思って・・。このシーンはなぜかすごく好きだったですね・・。 この台詞が、似合う球団・・。そういう球団を応援したい・・。漠然と、そう思ってましたよ・・。 メイプルスは、架空の・・漫画の中の球団ですが・・。でも、ファイターズを見た時、すごく似てるなぁと思った・・。だから好きになったんです・・。 みんないい人たちよ・・。 その台詞が似合う球団。それって、すごく素敵じゃないですか・・。 のほほん・・と、忍耐力と、闘争心と、仲良しチームカラー・・。 &イケメン・・。私の理想です・・。 ファイターズ。どんなふうにこれから闘うのかなぁ・・。投手陣が、どこまで頑張れるのか・・。心配ですが・・。みんなでフォローして勝ち進んでいただきたいです。 このチームが、いつか優勝すると・・漫画以上に素敵なんですけどね・・(笑) なお、下記は、メイプル戦記に関するブログのリンクです。 『メイプル戦記』 野球シーズンになりました 『メイプル戦記』 川原泉 アストロ球団のテレビ番組のことは・・。ここのブログを見て知りました。 アストロ球団、奇跡の実写化!? 誰もがビックリ・・の・・テレ朝の決断ですよね・・。 興味がある方は、一度、これらの漫画を読んでみてくださいね・・。 よろしければ…。 ![]() ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-29 19:54
| 野球コラム
実は、私も人に言われるまで気付いてませんでした。 まだ、ハムがホークスに一勝もしていなかったことに・・。私も呑気なものです。 しかし、木元くんも知らんかったようなので、まぁ、いいか・・(笑) 私は後悔してますよ。 あの時・・なぜ、井場ちゃんの手を両手で握りしめた後、隣にいた鎌倉ケンちゃんの手も握っておかなかったのかと・・・・・。 しかし、いたい気なおぼこい若者にセクハラしてはイカンと思い、グッと我慢したのが良かったのでしょうか・・。ケンちゃん、初勝利。おめでとう。 休日も、井場ちゃんと共に、ほのぼのとストレッチとかやってた姿が瞼に浮かびますよ・・。 (つか、二人はどういう関係なんだろう・・) それにしても、アルモンテ。 四球の神様が背中にいるんでしょうかね・・。 今日の出塁は、とっても貢献していると思いましたよ。何か、不思議なパンチが効いてるようで・・。相手に、知らぬ間にダメージというか・・モヤモヤしたものを与えているんじゃなかろうかと思いました。 “なんで・・あんな打てない奴に四球を・・!”という、口惜しさもまた、ヒット以上のモヤモヤを相手も気付かないうちに与えているのではなかろうかと思いました。 だからって、打たないのはとっても困るんですけどね・・(笑) 今日に関しては、面白い不思議な貢献の仕方をしたなぁと笑ってしまいました・・。 で、さねは、大丈夫なんでしょうかね・・。 今日の、衝突は、反則ですよ。野球じゃなくて、プロレスですよ。よくぞ、最後までボールを握ってたなぁ・・と感心しました。 さね、偉かったよ。 で、やはり、今日は木元くんの4打点が有り難かったですね・・。 さすが、シンメトリー(左右対称の丈夫な身体を持つイケメン)な男に、勝手に私が認定しただけのことはあります。 つか、ほんとに、身体の機能がいいんだと思う。 この調子で、どんどん成長していただきたい。 まだまだ、未熟な点もあるとは思いますが、しかし、成長の余地と楽しみを感じます。 というか・・。 最初っから、“この子、打ちそう!”と、言い続けてきたので・・。 それが現実になると、たいへん、満足です。 もう、マニアックな自己満足で、お腹いっぱいです。 ありがとう。木元くん。 遠慮なく、もっと打ってね。 さて、心配なのは・・。 投手陣です。 今は調子良い人も、投げ続けることで、疲れがたまってきます。 JRの事故のように・・。過密ダイヤによるシワ寄せが、ああいう形になって、大きな事故を招くというのも、悲しい真実のひとつです。 過密投球は禁物です。 中継ぎ陣の方達が、途中で脱線したとしたら・・。それは、にんげん・・誰もが過労の中で感じる軋みだと思います。 ですから、そこのところに気を付けて・・。 ゴールデンウィークを乗り切っていただきたいですね・・。 そして・・。 改めて・・。鎌ケンちゃん、初勝利、おめでとう。 更に、磨きをかけて、いい投手になってくださいね・・。 ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-27 01:00
| 野球コラム
私はベトナムという国が好きだ。特に南のホーチミンが好き。だってそこの空気が懐かしいんだもの。 ホーチミンから車で、約2時間走ると、メコン川クルーズが出来ます。 村は、のんびりしていて美しいです。 ![]() ビー球遊びをしています。 ![]() メコン川沿いの村の子供達。 ![]() 猫と遊んでます。 ![]() ひとなつっこい・・。子供達。 ![]() ![]() アオザイ美女たち。みんなの目の保養ですよ・・。 ![]() この子は、観光客を相手に歌をうたってました・・。 ![]() 今、おばぁちゃんはこの家で一人で暮らしているそうです・・。 ![]() よく、東南アジアの人って動物みたい・・と、ちょっと敬遠するように言う方がいらっしゃいますが・・。 ベトナムの男の子たちは、どっちかというと、動物よりも植物に近いと思います・・。 物腰も喋り口調も柔らかで、おっとりしていて存在が慎ましいのです。 やさしい草のようだと思います。 ここで、心に残るベトナム映画を紹介します。 NHKが資金を出して作ったんてすが、監督脚本はベトナム人です。 【ニャム】 田舎で、淡い秘めた想いを胸に抱きつつ、日々を送る青年ニャムのおはなし・・。 ああ、この淡々と柔らかで切ない感じが・・ほんとのベトナムだよなぁと思えます。 以下がニャムの詩です・・。 月日が流れ去り、人生が流れ去る 誰が目を留めるだろう 僕のささやかな一日に 僕の母の白髪に 兄嫁のかなわない願いに この村に漂う悲しみに ![]() ◆◆ ホーチミン市内は、こんな感じ・・。 ![]() 靴磨きをしている子供。最近、あんまり見なくなったなぁ・・。 なお、ホーチミン(旧サイゴン)の街の中の高校は、こんな感じです・・。 ![]() この子は、ドンコイ通りの花売り娘・・。(春を売らないでね・・と、ちょっと思った・・) ![]() 写真を撮らせてもらったんですが・・。その後、しっかりデジカメの中の自分の顔をチェックしてました・・。 小さくても女の子ですね・・。 10年前、初めて来た時は、もっと・・。花売り娘とか・・物乞いの子供とか多かったんだけど・・。今回は・・。路上で寝てる子供もいなくなってました・・。 少なくとも、ドンコイでは見かけなかったなぁ~ アンドン市場にも、ものすごくしつこ、“金くれぇ~”とか言って付きまとってきたおばぁちゃんとかいたのに・・。今回は、それもなくて・・。 あの人達はどこに行ったんだろう・・。 国営百貨店だったところも、いつのまにか・・クーラーとか効いてるし・・。エレベーターとかちゃんと動いてるし・・。まぁ、いろいろ便利になったのは、いいことなんでしょうけど・・。 なんかなぁ・・味気ない気も・・。 でも、まぁ、それだけ国が経済的に豊かになっていることなんだろうなぁ・・とか思いました。 なーんにも変わらないのはメコン川の流れだけなのかなぁ・・。 でも、やっぱり・・ベトナムの素朴な内面の豊かさは変わらないでほしいなぁ・・。 と、ちょっと・・。 変わっていくものに対しておセンチになってしまいました・・。 TB サイゴン電脳マップ ホーチミンの街角のオヤジは、野蛮で自然でシック・・な趣きがあると思う・・。 ![]() ![]() ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-25 19:31
| ベトナム旅行
日記で書いたことですが・・。 「鳴かぬなら、殺してしまえホトトギス」 短気・大胆 「鳴かぬなら、鳴かせてみようホトトギス」 創意工夫 「鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス」 忍耐 それぞれ有名ですが・・。 鳴かぬなら それもまた良し ホトトギス と、松下幸之助氏は詠んだそうなんですよ。 これは・・。包容力・・の賜物というべきでしょうかね・・。 私は、調子に乗ってアルモンテに捧げる言葉を作りましたよ。 【打たぬなら 身体に当たったフリしたらええじゃろ アルモンテ】by 某広島弁の解説者 【打たぬなら 振り逃げでもせぇや アルモンテ】by 某盗塁王 【打たぬなら とーちゃんの養成ギブスをつけろ アルモンテ】by 星ひゅーま 【打たぬなら 少林寺へ行け アルモンテ】by 某少林サッカーチーム まぁ、ここまで作ったら、もっと浮かんできましたよ。 【打たぬなら 気合いだぁーーーーーーっ! アルモンテ】 by キョーコの父 【打たぬなら グランドで死ね! アルモンテ】 by 某落合信子夫人 【打たぬなら 股を開け アルモンテ】 by 種田 【打たぬなら 神のお告げで帰国しな アルモンテ】 by 某グリーンウェル 【打たぬなら 陽はまた昇る アルモンテ】 by ヘミングウェイ 【打たぬなら なんじ自身を知れ アルモンテ】 by ソクラテス もう、考えたらキリがない・・(笑) しかし、究極はこれかな・・。 【打たぬなら それでも愛してる エリック】 by アルモンテの嫁 私、思うけど・・。信長と言うと、仙一が思い浮かぶ・・。怒って即決して天下を取る能力は一番優れてると思う。短期集中で優勝させたりするノウハウとか・・やり口を知ってる人っていう感じです。 野村監督は、創意工夫とか再生とか・・。とにかく、打てない人に打たせる工夫のためなら労力は惜しまない。新庄選手に投手の真似さえもやらせちゃう・・。あれ、ほんとは捕手をやらせたかったそうなんですけどね・・。 王監督は、家康のイメージですよ。今のホークスが出来るまでの・・。ながーーい忍耐や我慢の道のりは長かった。生卵を投げられた日もあった・・。 結局のところ・・。どのタイプも優れているし魅力的な監督だと思う。 チームの作り方や取り組み方で大事なのは・・。 その監督の個性を“生かす”ような状況で、やっていくことだと思うのだ・・。 男に似ようとつとめる女は、女のような男と同じくらい中途半端である。by トルストイ という格言もあるくらいだし・・。 誰かを誉めるにしろ、叱るにせよ、愛するにしても・・。 その人自身の個性と生き様と信念が、生き生きと反映されていたら、何とかなるのではないかと思います・・。中途半端に他人のやり口を真似たら・・おかしくなっちゃう。 つか、その人の持ち味が、忍耐・・ならば・・。その忍耐に寄り添う努力をしなければ仕方ないだろうと思うのです。 むろん、大胆な信長のような仙一パフォーマンスが心地いい人にとっては、【忍耐】系のタイプは困ることでしょう・・。 采配にしても・・。 絶対に正しいこと・・など、この世にはないだろうと思います。 左でも打てるように、坪井を工夫して使いたいとあれこれ口を挟むノムさんの生き様も、スパッと左投手では合理的に使わない采配も・・。 どっちも、広い意味ではその監督にとっては正解ですよ。 その人の個性と生き様に合ってたなら・・。 一番イカンのは・・。中途半端に人真似とかしちゃって、“その人の個性”が空中分解しちゃうことなんじゃないのかなぁと思う・・。 もちろん・・。 監督の采配に関して、あれこれ、討論するのは・・。野球観戦の一部だと思うし、打順に関して、【このオーダーで!】と、考えるのはファンのお楽しみの一部だと思います。 だから、オレならこうする・・ということを、理路整然と考えているファンの人達のことを、どうのこうのとは思いません・・。辛辣であっても、突き放していても・・。自分ならこうすると、自分なりの采配を現実的なスタンスで言える人は、それでもいいと思う。 ただ、連勝した後、ちょっと負けたからって、生理前のOLみたいにヒステリックに、“こいつクビ!”とか言うのは、芸がないなぁと思う・・。その投手がダメなら・・。じゃ、誰を代わりにファームから上げて、どのように起用するのか・・とか、そのダメな投手をどのように育てるのかとか・・考えりゃいいのになぁ・・と思います。 多分、現実的じゃない人がイヤなんですね・・。 そして、負けた時の楽しみは・・。 どうすれば、このブルーな気分をプラスに変えれるか・・一工夫です・・。 これですよ、これ・・。 逆に言うと、アルモンテが打ちまくったりしたら・・。 アルモンテで一句・・詠むこともない・・(笑) つまらん・・。 勝たぬなら それもまた良し ファイターズ この域に達してしまったなら、もう恐いものはありません・・。 あなたは松下幸之助です。 でも、人にはそれぞれの個性と生き様があります・・。 私、個人的には、信子夫人の、夫に言った一言が好きですけどね・・。 “あんたは、グランドで死ね!” 夫婦の深い愛を感じますね・・。 では、最後に一句。 ファンとして、真心こめて詠みたいと思います。 【打たぬなら おこずかいあげません 小笠原道大】 by 345夫人 みっちー・・。 自分の酒代のためにも、打たねばなりませんよ・・。 よろしければ・・ ![]() ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-21 20:20
| 野球コラム
アルモンテについて知りたいと思いませんか? 私は、好きとか嫌いとか・・いいとか悪いとか・・思う以前に、この人はどういう人なんだろうと思って気になったんで自分なりに検索してみました。 まず成績から。 2001 ヤンキース 8試合。4 安打。 2 HR。0 打点。0 盗塁2。0四球。 1三振。 打率.500 2003 ヤンキース 31試合。打数100。26安打。1HR。11打点。1盗塁。8四球。23三振。打率.260 ということでメジャーの通算成績は、39試合出場。打率.269 2004年は、ロッキーズ傘下3Aで打率3割1分8厘、17本塁打。打点74。 そして、みんなご存知ですが、巨人で葉っぱをくわえていたアルモンテ投手の実の弟さんです。しかし、本人曰く、“兄とは性格が似てない・・”そうです。 で、肝心のメジャー時代ですが・・。 藤澤文洋さんのコラム 2003年のメジャーリーガーとしてのアルモンテの横顔です。 ジーターが開幕戦で故障した後・・。 4月2日、昇格2試合目にスタメンに座り、2回にセンター前タイムリーでメジャー初打点。3回にはメジャー1号となる2ラン本塁打を放った。 ジーターの代役として、出だしは好調だったんですね・・。 しかし、メジャーリーガーとしてレギュラーに定着するには、まだ実力不足な一面もあったようです。そして、日本にやって来ることが決まりました。 日刊スポーツ九州 手堅い守備と打撃が売り物で、野球を始めてから1度もけががないという丈夫な体も持つ。関係者は「若さが魅力。まだまだ伸びる。内野陣は陣容が豊富なのでレギュラーは自分でつかみ取ってほしいと話した」という。 一回も怪我をしたことがない・・ですと! 確かに・・。それはスゴイ・・気がする・・(笑) キャンプ中のアルモンテ記事も探しましたよ・・。 北日刊さん ■アルモンテ、チョ~ッ優等生/休日返上!!特打&特守を直訴 ヒルマン監督との関係というのが垣間見れます・・。 で、日本に来て、チャリティーゲームにて、ホームランを打ちました。 アルモンテ1号で勇気 なお、アルモンテは、北海道の新聞のインタビューにてこう答えてました。 セールスポイントは、全力ブレー。どんな小さなチャンスでも勝利につなげます・・と。 いいえ。 そんなことより、ドミニカ共和国出身のアルモンテ。 ドミニカってどこなのか・・。これも、知りたい。 ドミニカ共和国 通貨はペソ。人種は、ムラード(黒人と白人の混血)73% 白人16% 黒人11% 公用語はスペイン語。旧スペイン植民地だったところです。主食は米と食用バナナ。 年間平均気温26度。湿度は年間80% ドミニカの野球人気 ちなみに、超カッコいい、サミー・ソーサもドミニカ共和国出身です。 私、メジャーリーグに関して見ていて、今更、気付いたのですが、メジャーリーグって、本当にいろんな人種といろんな国の人達が集まって構成されているところなんですよね・・。 2005年、開幕メンバーに登録された選手のうち30%が外国人だったそうです。 ベネズエラ、プエルトリコ、ドミニカ共和国、メキシコ、カナダ、日本・・。etc。 うーん・・。こんな情報ばかり集めてみてもアレなんで、私の目から見たアルモンテは・・。 亜熱帯気候の国で育ったにも関わらず、寒日本でも常に半袖・・。仙台の寒い試合でも半袖。しかし、指先は常に温かい息をかけて暖めていた姿が印象的で謎でした・・。長袖だと野球が出来ない体質なんでしょうか・・? ベンチでは声を出していることが多い。 奥さんが来日してからは、一塁側を何度も見上げる姿を目撃されている。なお、試合後も、ベンチに入らず上ばっかり見ていた・・。 わりと気を使うタイプのようだ・・。チームメイトのことを心配そうに見つめたりしていることも多い・・。 打撃はあまり期待できないし、守備も上手いような・・そうでもないような・・。しかし、ど下手ではないと思う。(←素人判断なので、ちゃんとしたことはプロに聞こう・・) なお、アルモンテはネタ系要員として、けっこう注目されています・・。 にわか日ハムファンのブログ 確かに、あの打率はイカンのですが・・。しかし、四球で押し出しなどやっちゃうと・・。奇妙なコーフンを覚えてしまったりするから・・私もマニアですよ・・。 正直言うと、キャラクター的には、アルモンテはいい奴だと思いますよ・・。 自分の同僚だったら、それなりに仲良くやれそうな気がします。 選手としては・・、いいとか悪いとか・・。伸びるとか伸びないとか・・。私には予測も憶測も出来ません・・。正直、サッパリ分からんです・・。 ただ、この分からない生き物を育てるのが・・指導者の役目でもあると思うんですよね・・。 某球団みたいに、出来上がった選手ばかり、お買い物したら・・そりゃ簡単ですが・・。面白味がありません。 助っ人なんだから、即戦力として活躍してもらわなくちゃ困るのはまぁそうなんですが・・。 新庄さんが、メジャーで三振が続いていた頃・・。 “あの監督は分かってない。もっと使えば打てるのに・・。打順が悪い・・。新庄のことが分かってない・・。冷たすぎる・・”と、日本人のファンの何人かは怒ってた・・。 人種差別で使わないと言う人さえいた・・。 そうですね・・。 分からなかったのかもしれません。新庄さんは、気持ちで打つタイプなんで、その気持ちが純粋に乗らないと打てないということも・・。 私、ふと・・。アルモンテも、何らかの“愛”が突き上げてきて、打てるタイプなのかなぁ・・と、思ってしまったんですよ。 チャリティーでホームラン打つし・・。家族が見てたら張り切って打つし・・。 単に、日本の環境や日本の野球に慣れてないので打てない・・のか・・。それとも、日本に向いてない選手なのか・・。そこは、よく分からないんですけどね・・。 よく、言うじゃないですか・・。 “辛抱して使い続けたおかげで成長した選手です”とかって・・。 ホークスの城島などは、王さんの忍耐と我慢と辛抱の賜物の捕手だと思います。 きっと・・伸びる・・。いや、伸びるかもしれない・・。という可能性を見出した選手にチャンスを与えることは・・けっこうコワイことだと思いますよ。失敗するリスクを背負ってますからね・・。 例えば、5月までアルモンテを使い続けても・・。打率が1割代とかに終わったら・・バッシングも大きいと思います。 そういうコワイ・・マイナスの可能性を常に引き受けつつ、こんなふうに選手を育成するのは、こんなふうにして、監督は、あの若さで、監督として、アメリカで信頼されてきたからだ・・。 采配に関することは・・。 もっとうまい人がいるかもしれません。投手の継投などは、ノムさんとか・・の方がよく分かってるかもしれません。 でも、ヒルマン監督の持ち味は育成ですからね・・。 木元くんも、去年、使い続けてましたよ・・。木元くんの才能を開花させたかったからでしょう・・きっと・・。木元くんは、“昨年、いろんな体験をしたので、今のバッティングに生かせてます”というようなことも言ってましたし・・。 やはり、ある一定の期間は体験する必要性があるんじゃないかと思います・・。 アルモンテに関しては・・。 契約上の理由で、使わねばならない・・のかな・・とか思ったりもしましたが・・。 ただ、私も・・。3Aでは、一応、3割以上打てるんだったら、日本で2割くらいは打てて当たり前だよなぁ・・。とか思うので・・。 とことん我慢して使ってみて・・。それでダメなのかどうか・・見極めて欲しいような気もします。 可能性を引き出そうと努力しても・・。無駄に終わるかもしれない・・。 その恐さと虚しさと不安・・。それがあるから野球なんですよ・・。 選手やチームが、調子悪いから、即、クビとか即交換とか・・。 本気で、そんなことを思う人は、あんまりパリーグに向いてないと思う。巨人を観たらいい。 そんな便利な発想で、野球を観てる人は、にんげんのやる野球ではなく、電源ひとつで消えるゲームをやってたらいいと思う。 それにしても・・。アルモンテ・・。 果たして、彼は、この先、どういう選手になるのだろう・・。 ここではリンクしませんが・・。アルモンテ応援ブログもありました・・。その方は、日々、真面目にアルモンテのことを見ていらっしゃいます・・。 ドミニカのスペイン語のボードを上げたりするのも良いでしょう・・。 chulo かっこいい、すてきな という意味だそうです。 guapo 標準スペイン語のかっこいい、かわいい、ではなく、機嫌が悪い、怒っている、の意味。ということなので・・。これは使えないですね・・。 いつか、chulo Erick Almonte になったらチームも助かるんですけどね・・。 で、ものごっつい、的を得たブログを発見して感動したので引用しときます。 蜜柑に向かって打て より・・ ミセリを解雇した読売信長さんへ、ハム家康より進言。 貴殿には「打たぬなら 打つまで待とう アルモンテ」の精神が必要です。 そうなのか・・。 生き様の問題なんだな・・と思った。 信長も秀吉も家康も、それぞれ名将だと思うし・・。どの人にも長所と欠点があるとは思うけど・・。 その監督の持ち味が・・ファンの感性とマッチしてたら苛立たずに済む・・ということかもしれませんね・・。 ジリジリとした辛抱が苦手な人は、信長か秀吉のやり方にしてもらわないとイヤなんでしょうね・・。と思った。 ちなみに、私は、【打たぬなら 玉に球を当てて笑わせろや アルモンテ】とか言ってしまいそうですよ・・。 アルモンテをネタに替え歌を作った人や、お笑い旗を作った人も・・。私と同類ですね・・。 きっと・・。 こういう時、それぞれの生き様が出るんだなぁと思いました。 【打たぬなら オレが打ったる アルモンテ】 by 代打、野村克也監督 昔のパリーグは、いろんなことが豊かだったんだな・・。 そうだ・・。 人生にはいろいろな可能性と選択肢があるのだ・・。 と思いましたね・・。 追伸 ここまで長いですね・・。 最後まで読んでくださった方・・。ありがとうございました。 ![]() ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-20 02:13
| 野球コラム
阪神のスピードスター☆の赤星選手が、こちらの賞を受賞されました。 ゴールデン・スピリット賞です。 盗塁するごとに1つ車椅子を寄付してきた赤星選手。 これは、本当に価値のあることなんですよ・・。 金のある人間が一千個、ドバッと施設に送るよりも、“盗塁”した数だけ寄付の方が、もらった人達の心は躍るのです。 贈られた人だって、“ほどこされた・・”ような気持ちになることなく、彼が自分達のために捧げた気持ちと努力を素直に感動して受け取れます。 車椅子とは・・当たり前ですが、走れない人が使うものです・・。 脚が不自由な人にとっては、走ること事体が、“夢”なのです。 盗塁を成功させる姿を見ることで、彼等の心は自由になります。一体感を抱いて、彼等の気持ちは疾走していくのです。 ヘンな話ですが、【アルプスの少女ハイジ】のクララが、ハイジに惹かれた理由のひとつに、その裸足で駆けめぐる自由な動物のような開放感が心地良かったことも関係しているように思えます。 自由に走れない人間にとって・・。 誰よりも速いにんげんの存在は、“憧れ・・”なのです。 赤星の・・このファンサービスは決して、彼の自己満足などではありません・・。彼自身の選手としての存在を賭けて行われています。 盗塁は・・彼にとっても簡単なことではありません。 スピードスターと呼ばれる男の魂が入ってます。 だからいいんです。 私は、選手のサービスとして、その選手のTシャツを配るとか・・そういうのが一番キライです。 今時、この豊かな日本において、サイズも合わない、外では着れないダッサイTシャツをもらって喜ぶ人がいるでしょうか・・? しかも、本人が手渡しするのではなく、スタッフが配ってるだけ・・。 そんなの、その選手にさほど興味のない人にとっては街角のポケットティッシュを配られるのと同じ感覚ですよ・・。 自分を宣伝・・する効果は確かにありますが・・。 む、虚しい・・・。 いや、自分のことを好き・・あるいは自分のシャツをもらって嬉しいはず! というのを前提にしているから胡散臭いんですよ・・。 もちろん嬉しい人もいるでしょう。でも、本音では、“タダならもらうが・・。別に、さほど有難くないぜ・・”という人もいます。優しい人は表で言わないだけ・・。だから、当人も気付かない・・。当たり前ですね・・。 なぜ、自分の愛というか・・そういうものを、モノを施すことにスリ変えて満足しちゃうのか・・。 よう分かりません。 それよか、名護で、沖縄の子を泣かさない方がファンサービスというか・・。ハムカラーに寄り添いチームに貢献する近道だと思いますが・・。 Tシャツ配る前に、鎌ヶ谷や、日本各地のあらゆるところで、失望させたファンが・・なんで、怒ったのか失望したのか・・。 客観視することの方がよほど大事ですよ。 ちなみに西武の平尾ちゃんは、平尾デーという日には、わざわざ外野へと出向いて、小学生の野球チームの子たちと記念撮影をしていました。 このサービスは、“わーい、平尾のお兄ちゃんと一緒に写真撮ったぜぇ!”という思い出をプレゼントしたことになります。 余計なお金など一銭も使ってません! 使ったのは・・彼の優しさくらいのもんでしょう・・。 平尾ちゃんは、“自分の心”をファンに手渡したかったのだ・・。 だから、私は、物だけを配る優しさはキライです。私は、イベント的な優しさが嫌いなのですよ・・。 そんな施しに・・何の意味がある? 本人の自己満足なのではなくって・・? 自分が選手なら自分がデザインしたTシャツを配るという・・快感に浸る道を選ぶかもしれませんけどね・・。だって気持ちいいもん・・。 私、自分でデザインしたワンピースとか人にあげたことがあるけど・・。 それって、マーキングしているような・ヘンな快感というか・・やらしい満足感があるんですよ。 (だから、それをやりたがる人の気持ちが分かる・・。そして、他の人が感じない嫌悪感も感じる訳ですね・・。やったことのある人だけが分かる・・いやらしさと傲慢さだからだ・・) でも、赤星さんは・・、だーれも見てない場面でも、(サインは書いてはいけない練習中でも・・相手の子供に悪気がなくねだられたなら・・)コソッとささっとサインを書いているそうです。 断るにしても、きちんと理由を言って断っていることでしょう・・。 そういう人間性があればこそ・・。 魂も輝くというものです。 誰よりも地味な赤星さん(ごめん)ですが、スター☆選手として、こうして輝くのは、まさに内面の輝きがあればこそだと思います。 そう言えば新庄選手も新潟地震の募金のために6時間ぶっ続けでラジオに出ましたよね・・。 赤星さんが脚で勝負ならば、新庄選手は天然トークで勝負です。 新庄選手が配るのは・・その白い歯からこぼれる笑顔・・・。天然お笑いの空気・・。 この暗い世の中、見ただけで明るい気持ちにさせてくれる新庄さんのためなら、寄付のひとつやふたつするわよぉ・・と言ってるオバちゃんもいました・・。 多分、喉が枯れる覚悟で、彼は喋り続けて、笑顔を見せ続けることでしょう・・。 やはり、そういう“身を削る”心意気というものがそこにないと・・、慈善行為は胡散臭いものになっちゃいます。 もちろん、地震の被災者の人達や病院の施設にとっては、“金銭”が何より必要な場合もあります・・。 だから、金だけあっても何の芸も心意気もないような金持ちサンなどは、素直に大金を寄付するというのも・・その人の身の丈に合った行動と言えるでしょう・・。それはそれで、その人らしい生き方だと思います。 ただ、やはり・・。 ファンはその選手の生き様の輝きを感じたいと思うものです・・。 彼にしかできないやり方で、彼なりのファンサービスをしようと考えることが尊いと感じます。 そこには思いやりというものがあります。 受け取る側は・・“夢”を受け取っているのです。 だから、赤星さんが、“ファンへの想いの証”として、盗塁の数だけ車椅子を贈るという事実は、とても美しいと思うのでした・・。 なお、こちらのブログでも価値あるファンサービスについて書かれています。 こちら 追伸 私たちファンは、選手さんに対して、選手はサービスすべき・・などと言ってるのではありません・・。 ただ、“サービス”が施しになるのか・・自己満足になるのか・・“価値ある一生の思い出”になるのかは・・その選手次第だと思うのでした・・。 ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-18 19:57
| 野球コラム
過去、日記で書いてたものを加筆訂正しました。 また、暇な時、続きを書きます。 しかし、テキトーにつけた名前なんで、よく考えたらヘンなんですけどね・・。 訂正も面倒なんで、そのままです。 もしも自分が野球選手やったら・・。って誰でも一回は考えるよなぁ~ あたしは、何回も考えた。 もし、阪神の選手やったら、野村監督の、ありがたぁーーい演説の途中で居眠りして怒られていたことだろう。 そして、野村監督は翌日、記者に嫌味を言うのだ。 “わしのチームには、宇宙人がいて困ります・・。日本語が通じん。美緒太郎は、わしが何言ってるのか分からんので通訳がほしいと言いました・・。何なんですかねぇ最近の子はまったく・・” と、ブツクサ怒られる・・(笑) 今でも充分、性格は悪いが、選手になったりしたら、もう手がつけられないような荒くれ者となっていそうで恐い・・。 とりあえず、秀太みたいなモテ系の後輩がいたら、“おまえはええのう。男前で。ひとり、おまえのファンをくれ! ばばぁはイランぞ。女子大生をくれ!”と、何気に恐喝。 美緒太郎は、豪快なバッティングに定評アリ。たまに、勢い余ってバットも飛ばす。 大股開きの炎のフルスイングで勝負だ。 盗塁大好き。 打席に入る際のBGMを、水戸黄門にするか寅さんにするかで悩むという生真面目な一面もあり…。野球に対する姿勢はあくまでも熱い。 死球をぶち当てられたら、乱闘。もしくは、“ぼけぇー! われ、なめとんかぁ!”と吼えてガンを飛ばして威嚇。 そんな美緒太郎を人は、こう呼ぶ。『野良犬』と…。 2チャンネラーはこう呼ぶ。『狂犬』あいつには、ボールをぶつけるべからず。 そんな美緒太郎も、カワイイ後輩とは、ほのぼのと仲良し。日々、プロレスの技をかけてスキンシップに励む。 大胆不敵そうに見えるが、プロ野球aiの男前を選ぶアンケートで、阿部シンノスケに負けると、悔しくて夜、眠れない・・という繊細な一面もあり・・。 好物がチョコアイス。好きなタイプが山口もえちゃん。 楽しいひとときが、飼い猫といっしょに風呂に入ってる時。というナイスガイ。 そんな素敵(?)な選手に、わたしはなりたい・・。 かもしれない・・・。 と、日記で描いた美緒太郎…。 架空の野球選手。 しかし、なんとなく面白いので、小説というか伝記を作ってみました…。 下記の小説を読んでもらって・・。よろしければ…。 ![]() ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-18 13:56
| 美緒太郎
美緒太郎の尊敬する人は、左門豊作だ。ど貧乏を乗り越えて、ど近眼も何のその! 貧しさを力に変えて、バットを振るその姿に、美緒太郎は感動せずにはいられない。 雑誌のインタビューではこう答えてきた。好きなタイプ、山口もえちゃん。理想の選手は左門豊作と野村克也。美緒太郎は野良仕事の似合う男にロマンを感じる。 ちなみに、美緒太郎の両親はいない。美緒太郎は、田舎のじーちゃんとバァちゃんに育てられたのだ。 両親は、美緒太郎が5歳の時、事故で亡くなった。その後、美緒太郎は6つ年上の美人の姉ちゃんの加奈子と共に、岡山のど田舎で暮らすことになった。 姉の加奈子は、イジワルな女だった。そして、強かった。 ある日、小学3年生の美緒太郎が冷蔵庫にあったケーキを食べたと知るや否や、姉ちゃんは、美緒太郎を、いきなり蹴った。しかも股間を蹴ったのだ。痛かった。ものすごく痛かった・・。 “あたしが、ヒロシくんの誕生日に渡そうと思ってた手づくりケーキを食ったわね! このバカ!” 人前では、可愛いらしい姉だが、家では乱暴者だった。 “姉ちゃん…、ごめんなさい! もうしません!” 泣きながら、謝ると、姉ちゃんは、いきなり美緒太郎のブタの貯金箱を握りしめ、こう言った。 “これで、勘弁してやるわよ! いいこと! 今度、あたしの傑作品を勝手に食ったりしたら、金玉、つぶしてやる! フン!” 美緒太郎は、この時ほど怖いと怯えたことはない…。姉ちゃんは悪魔だ。 お、オレは…。姉ちゃんみたいなオンナとだけは、絶対に仲良くしないぞ。 美緒太郎は、めそめそ泣きながら、とても大事なことを胸に誓っていた。 オレは、姉ちゃんと正反対の女の子と結婚してやる! いつも、フアフアとして、綿菓子みたいに甘くて、可愛いらしい女の子を嫁さんにするのだ…。 その夜、美緒太郎は大事なところが痛くて哀しかった。そして、その日から、美緒太郎の自前のバットは右に極端に曲がったまんまだ。折れたのかもしれない…。と、美緒太郎は思う。 美緒太郎と野球の出会いは、歯医者さんに置いてあるドカベンの漫画だった。美緒太郎は思った。里中は、女の子にいっぱいモテて羨ましいなぁと…。 でも、美緒太郎は鏡を見るたびに、ちょっと泣きたくなるのだ。なんで、オレ、ぶちゃいくなんだろうと…。姉ちゃんは、村一番の美人だが、美緒太郎は、ジャガイモに迫力をつけたような強面だった。 美緒太郎は、ひそかに思った。大人になったら、いっぱいお金を稼いで、整形しようと…。それが美緒太郎のささやかな夢だ。そんな美緒太郎だが、家は貧しかった。じーちゃんとばぁちゃんの年金で生活していたからだ。 美緒太郎は、大食いだったが、じーちゃんたちに迷惑をかけてはいけないと思っていた。 だから、美緒太郎は、お腹が空くと、隣の隣のずーっと隣の村まで行って、誰にもバレないように、ピオーネや白桃などの畑に侵入してそれを盗み食いしていた。 柿も盗んだ。スイカも盗んだ。サルのように素早く、敏捷に盗まなくてはならない。 ちょっくら重たいスイカも、落とさないように抱えて、往復14キロの道を暴走していく。 美緒太郎の類いまれな身体能力は、こうして、日々、育まれていった。 そして、ある日、美緒太郎は、運命の出会いをする。 小学6年生の時だ。たんぼのあぜ道に、小さな子猫が捨てられていた。白くてフアフアしていた。 でも、その猫は病気だった。美緒太郎は、この小さな生き物を助けたいと思った。そして、近所のお金持ちの家の前に配達されていた牛乳瓶を1本盗んだ。 “さぁ、元気出せ…” 美緒太郎は、その名もなき小さな子猫にミルクを飲ませようと必死になるが、もう、子猫はミルクを口にする元気すらなかった。美緒太郎は、子猫をお医者さんに診せに行かなければいけないと思った。でも、お金なんてない。美緒太郎は畑の作物を盗んだことはあっても、お金を盗んだことなど一度もない。 ちなみに、姉の加奈子は、時々、美緒太郎の貯金箱の金を盗んで、新しい文房具やお化粧品を買っていた。でも、それでも加奈子はやっぱり可哀想だった。いつも、誰かのお古の洋服を着ていたからだ。 もちろん、美緒太郎の服も、従兄や親戚からもらったものだった。 そして、猫は数日後に死んでしまった…。お医者様に診せていたら、もしかして助かったかもしれないのに…。 でも、オレには出来なかった。オレは無力だ…。美緒太郎は、小さな生き物を見つめながら、ポロポロ泣いた・・。 いつもいつも、オレは、惨めだった。それに無力だ…。 いつもいつも、人から笑われてばかりだ。 (貧乏なんて、大キライだ…) 美緒太郎は、この時、強く思った…。 オ、オレは、ものすごーく頑張って、将来、何千匹もの野良猫を養子に出来るくらい、大金持ちになってやる! 何があっても、オレは、ぜったいに大金持ちになるのだ! いつか、きっと、この猫のお墓も作ってあげよう…。すごく素敵な場所で眠れるようにしてあげよう…。 そうして、小学校の卒業文集で、美緒太郎は、こんな言葉を残していた。 将来の夢。 6年2組。 田中美緒太郎。 オレの夢は、大金持ちになって、モテる男になることです。そして、とても優しい女の子と暮らしたい。それが一番大切な夢です! オレは、いつか、ビックな男になるゾ! 美緒太郎は、すでにこの時から、野心に燃えていたのだった…。 美緒太郎。春の芽生えの記につづく・・。 ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-18 06:53
| 美緒太郎
美緒太郎が野球に目覚めたのは中学2年の春だった。 6つ年上の姉ちゃんの愛読書、『プロ野球ai』という雑誌の人気アンケートを見た瞬間、美緒太郎の心は震えた。 なんちゅーことじゃ! 不細工でも、人気者になれる…。オナゴにモテる・・。 そんなスポーツが、この世にあったのか…? その選手は色黒で鼻は上向いて、脚が短い。にもかかわらず、巨人の選手というだけで、ベスト10入りを果たしていた…。 美緒太郎は、運命に導かれるように姉ちゃんの愛読書の選手名鑑をめくった・・。 その不細工な選手の年収は、なんと一億…。美緒太郎は眩暈がした…。 『決めた…。オレの生きる道はこれしかないのう…』 それまで美緒太郎は、プロレスラーになろうと思っていた。尊敬する猪木さんのような闘志溢れるレスラーになろうと、日々、身体を鍛えていた・・。 しかし、どうもプロレスの会場には、可愛い女の子がいないような気がして不安だったのだ。どちらかといえば、姉の加奈子のような性格のキツイ美人しかいないのではないか…? 美緒太郎にとって、それは地獄だった。わしゃ、ウサギのような女の子がええんじゃ・・。 夏休みのことだった。栄光の巨人軍の試合の合間に、パンツをチラチラさせながら元気に踊る女の子達の姿が見えた・・。選手の前で、楽しそうに弾けている・・。 思春期の美緒太郎には、もうこれで充分だった。 (野球選手は毎日が天国じゃ・・) 美緒太郎は、さっそく野球部に入った。田舎の中学ということもあり、グランドも用具も粗末だった。しかし、初老の監督やチームメイトたちは美緒太郎に優しかった。 バットで球を打った後、3塁に向かって暴走した美緒太郎のことも、誰も笑ったりしなかった。 まったくルールを知らなかった美緒太郎だが、天性の野生のパワーで、グングン上達していった。特に、バッティングは天才的なほどに素晴らしかった。 桃谷中学の美緒太郎といえば、不動の4番打者として野球通のおっさんたちの間で伝説になったほどだ・・。 美緒太郎は、どうしても甲子園というところに行きたいと思った。 野球選手になるには、甲子園というところで目立たなければならないからだ…。 それには、野球が強い高校に入学するしかない・・。美緒太郎の家から通えるところにそんな高校はなかった。 甲子園に去年も出場したその有名私立高校に入るとしたら、金がかかる…。おまけに寮生活だ…。 美緒太郎の家の家計を支えているのは、姉の加奈子だった。じーちゃんは2年前に病死したし、ばーちゃんはリュウマチを患っている。姉ちゃんだけが頼りだった。 加奈子は、モデルの仕事をしていた。モデルといっても、ジャスコやダイエーのチラシのモデルだ。その合間に、居酒屋でバイトをしていて、ばーちゃんの代わりに家事もしていた。 美緒太郎も牛乳配達のアルバイトをしていたが、そのお金は、美緒太郎のオヤツと野球用具を買うのと・・エロ本をコソッと通販で買うことで消えていた…。 美緒太郎は高校進学について先生に訪ねられた時、思わず、こう呟いていた。 『わしゃ・・。定時制高校に行きたいです・・』 しかし、それは嘘だった。ほんとは、高校球児になりたかったのだ・・。そして、甲子園のレポーターの綺麗なお姉さんにインタビューされて、栄光の巨人軍の人にスカウトされて、そして・・。そして…。 ミニスカートをはいた女の子の中で一番可愛くて優しい子と結婚して幸せになるのだ! もちろんコタツの中には猫がいて、可愛い嫁さんがわしのためにミカンをむいてくれる…。 美緒太郎にとって、それは、甘く切なく遠い夢だった…。 しかし、運命の女神は美緒太郎に味方した・・。 保護者として三者面談に訪れた姉の加奈子が、担任にこう告げたのだ・・。 『うちの弟を甲子園に行かせてあげたいんです・・。それが私の夢なんです・・。だから無理してでも、名門高校に通わせようと思ってます。そのために毎日働いてきました・・』 その言葉を聞いた瞬間、美緒太郎は涙が出そうになった・・。 姉ちゃん・・。イジワルで恐い女だと思っていたけど、姉ちゃんは、わしのために金を貯めてくれていたのか・・。 疲れた夜、美緒太郎に肩をもませる姉。力を入れ過ぎたりすると、加奈子は容赦なく美緒太郎を蹴った・・。 おかげで、美緒太郎はマッサージ師として働けそうなほど、マッサージが得意になっていたほどだ。 『姉ちゃん、ほんとうにええんかのう?』 美緒太郎は、その夜、姉ちゃんに尋ねた。 『わしのために、姉ちゃんの大事な金を使ってもええんかのう?』 いつものように、肩をもみながら加奈子に尋ねると、姉は、キッと睨みつけながら言ったのだった。 『あんたのためじゃないわよ…。あたしが、幸せになるためよ。あんたがプロ野球選手になるとあたしが幸せになれるからよ』 わしが野球選手になることが姉ちゃんの幸せ・・。 なんちゅー、やさしい姉ちゃんなんだろう・・。 美緒太郎は、ジーンとしていた・・。 しかし、加奈子はプロ野球aiを、美緒太郎に突き出して言ったのだった。 『いいこと、美緒太郎。将来、何があっても野球選手になるのよ・・』 とてもとても真剣な顔をして言った。 『どんなことがあっても、巨人以外のチームに入りなさい。姉ちゃん、巨人なんて大キライよ』 『えっ・・?』 キョトンとしていると、姉ちゃんは、雑誌を握りしめながら熱く力説した・・。 『巨人は、男前がいないからイヤ! 絶対にイヤ!』 美緒太郎は、その激しい口調にびっくらこいた・・。 すると、姉は、月刊タイガースのファームの紹介記事を指さしながら、熱く熱く呟いたのだ・・。 『あたしはね・・。こういう美男子が好きなの・・。だから、あんたは、何があろうと、独身の美男子の多い球団に入るのよ! いいこと、それが、あんたの天命よ!』 『姉ちゃん…?』 意味が分からなかった・・。 しかし、姉ちゃんは、真っ赤なリストバンドをつけた選手を見詰めながら、うっとりしたように言う・・。 『んまー・・。やっぱり、こういう脚長の男じゃないとダメよねぇ~ この子は将来、伸びるわよう・・。あらっ!こっちの坊やも将来有望・・。あら・・どっちをおムコさんにしたらいいか姉ちゃん迷っちゃう・・』 姉ちゃんは、今度は、甲子園のアイドルと呼ばれるカッコいい投手を見詰めて、真剣に考えていた・・。 加奈子の幸せ・・。 それは、人気と実力を兼ねそろえた美形の野球選手と結婚することだった。 そして、綺麗な奥さんとして、マスコミでチヤホヤされる・・。それが姉ちゃんのささやかな(?)夢だったのだ・・。 美緒太郎を入団させて、それをきっかけに、野球選手をゲットしようというあさましい姉の野望を聞いて、美緒太郎は背筋が震えた…。 もしも、プロにスカウトされなかったら、わしは姉ちゃんに殺される…! 美緒太郎は、逃げ出したいと思ったが、もう選択の余地はなかった・・。 そして、名門私立高校の入学の願書を無理やり書かされていたのだった。 ちなみに、姉ちゃんが、ファームの頃から目をつけていた赤いリストバンドの選手と、美緒太郎はのちにチームメイトとなることなど、この時の美緒太郎は知るよしもなかった…。 そして・・。 せっかく入学した高校で、とても哀しい思いをすることになろうとは・・。 田舎者で世間知らずの美緒太郎は、まだ何も気付いていなかったのだった・・。 美緒太郎。青春の哀しみの記に続く・・。 ■
[PR]
▲
by babychit
| 2005-04-18 03:51
| 美緒太郎
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||